開発にかける思いByYasunaga

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2012年10月3日 (水) 23:32時点におけるAdmin (トーク | 投稿記録)による版

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開発開始当初(1996年)と比しても、数多くのソフトウェアが開発され、利用されている中で、これだけのgeneral packagesを維持し、こだわり続ける理由、その開発にかける思いを少しずつこちらに書き綴ることにした。

すべてを持つ事の意味

 生物学としての研究の効率を考えれば、適切なツールを組み合わせながら、確実に研究を進めていくことが王道であろう。その意味では、全てをもち、開発することにどれだけの意味があるだろう。一方で、他のツールとの連携を進めつつも、全てを持とうとする意思を持ち続けたいと考える。

アルゴリズムを理解し、利用すること

 「学びすぎることはよくない」との指摘はこれまでも受けてきた。私がアルゴリズムを理解するには、実際にプロトタイプを作成し、テストするという操作が必要だ。

ソフトウェアの寿命

 ソフトウェアは生き物だ。開発し続けるからこそ、ソフトウェアは生きながらえ続ける。一つの理由は、ハードウェアやOSの変化が激しく、対応し続けないとすぐに動かなくなってしまう、その一方で、ちょっとした改造を行うだけで、新しい環境に対応し続けることができる。まさに、生命の進化がそうで合ったように、多くのエレメントを組み合わせ、改良しながら、ソフトウェアは進化し続ける。ソフトウェアは、開発者の一から書き直す衝動に駆られながらも、リファクタリングされながら、鋳掛けや的な改造の中で、生きながらえる。

プラットフォームをもつこと

 いつの頃からだろうか、ハードウェアで使われていたプラットフォームというキーワードが、ソフトウェアを含め、多くの世界でつかわれるようになった。

イノベーションのもつ意味

 シュンペータが唱えたイノベーションとは「新結合」を意味する。まったく新しい技術を開発する発明(インベンション)とは異なる。つなぎ方そのものが「発明」であるとすれば、同じ意味であるかもしれない。