計画的に停電が実施される際の研究室での注意事項

※ 必ずしも九州電力の「計画停電」だけへの対応ではありません。

1.電子顕微鏡

電子顕微鏡は停電にとても弱い機器です。下記の点に注意しましょう。

1.1 ホルダーの真空引き:

ホルダーの真空引きは停止しておく。
ホルダーの真空を一度悪くしてしまうと、復帰に時間が掛かる

1.2 EF-2000:

ホルダーをスタンバイ(最初に差し込んで真空を引いた状態)にしておく。
キーの位置を、COLUMN ONの状態にしておく(レンズのカレントは切っておく)

1.3 JEM-2100:
電子顕微鏡を落としておく。
正式に落ちるのに20分程度はかかるので、1時間前には作業を開始しておくこと。
制御用PCも落としておくこと。

1.4 TECNAI-Spirit
電子顕微鏡を落としておく。
正式におちるのに、20分程度はかかるので、1時間前には作業を開始しておくこと。
制御用PCも落としておくこと。

2.冷蔵庫等
停電時は、絶対に冷蔵庫の扉を開けないようにして下さい。
8時間等の長時間にわたる場合には、冷凍庫にはドライアイスを購入していれる必要があります。購入を忘れいないようにしましょう。

3.培養器等
8時間等の長時間停電が予め分かっている場合には、よく実験計画を考え、その日程に培養が被らないように注意すること。
九電の計画停電等のように、当日に決定する停電に関しては、停電終了後にセルの状況を確認すること。また、細胞にはストレスが掛かっていると思われるので、しばらく様子をみてから、次のステップに入ること。
クラミドモナスの場合には、停電が分かった段階で、培養器の扉を開けておくのがよいと思われる。ただし、夜の時間として設定している場合にはこの限りではない。

4.計算機
計算機は、予め落としておくことが必要です。