「LD LIBRARY PATH」の版間の差分

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(相違点なし)

2016年3月4日 (金) 07:37時点における最新版

LD_LIBRARY_PATHは、ダイナミックライブラリの呼び出し場所を指定する環境変数です。それぞれの環境で使われ方が異なりますので、若干注意が必要です。

OSXの場合

dlopenのマニュアルによれば、設定したライブラリが / を含まないときは、

$LD_LIBRARY_PATH
$DYLD_LIBRARY_PATH
current working directory
$DYLD_FALLBACK_LIBRARY_PATH

の順に探索する事になっています。

/が含まれるときには、framework pathのようにみえるときには、

$DYLD_FRAMEWORK_PATH    (with framework partial path from path )
the supplied path (using current working directory for relative paths)
$DYLD_FALLBACK_FRAMEWORK_PATH (with framework partial path from path )

の順に探索する事になっています。

/が含まれ、framework pathでないときは、

$DYLD_LIBRARY_PATH (with leaf name from path )
the supplied path (using current working directory for relative paths), 
$DYLD_FALLBACK_LIBRARY_PATH (with leaf name from path )

の順で探索する事になっています。


DYLD_FALLBACK_LIBRARY_PATH が設定されていないときは、 $HOME/lib:/usr/local/lib:/usr/lib DYLD_FALLBACK_FRAMEWORK_PATH が設定されていないときは、$HOME/Library/Frameworks:/Library/Frameworks:/Network/Library/Frameworks:/System/Library/Frameworks

がそれぞれ暗黙に設定されることになっています。