インストール方法
Eosのインストール方法
ダウンロードしたものがそのまま動かない場合には、次の方法でコンパイル・リンクし直します。
0.各ホストで開発環境を準備します。
例:OS-Xの場合
(i) Xcodeの最新バージョンをインストールして下さい。
$ gcc --version
で、gccのバージョンが表記されることを確認して下さい。
OS10.8以降はXCodeのインストールだけでは、コマンドラインでの実行が出来ません。
Additional Downloadsとして、Command Line Toolsをインストールして下さい。
(ii) X11の実行環境がインストールして下さい。
OS10.8以降は、XQuartzのインストールが必要です。
それ以前は、XCodeをインストールして下さい。
例:Windowsの場合
環境の設定としては、Cygwinを用いた環境設定をする方法とUbuntuなどのLinuxの環境を仮想マシンで動かす方法のいずれかがあります。
例:Linuxの場合
Linuxの場合には、比較的そのまま実行することができます。ただし、最近は開発環境が不十分である場合もあります。今後、問題が発覚するたびに整理したいと思います。
例:その他の環境の場合
過去においては、いくつかのUNIX環境で動くことは確かめていますが、最近、そうした環境を手元に持たないために、きちんとした確認が出来ていません。特別な環境を利用している訳ではありませんので、コンパイル・リンクは通常のUNIXであれば可能であると思います。高速化のためにチューンアップしたコマンドは、全ての機能が利用できなくなる可能性があります。
1.Eosの環境設定 ダウンロードしたEosをおいておく場所等を記述した環境設定ファイルを準備します。
例:Eos_env
下記により、環境を設定します。
$ source Eos_env
もしくは、立ち上げ時のスクリプト(例えば、.bashrcなど)に加えておきます。
2.まず、Eosで利用する各種のライブラリをコンパイルします。
下記のうち、XXXXはそれぞれのホストのOS等の種類を示しています。
$ cd $(EOS_HOME)/util/srcXXXX
或いは、更にそのサブディレクトリのみとして、Graphics, TclTk, MATHなどのディレクトリにて
$ cd $(EOS_HOME)/util/srcXXXX/Graphics or $ cd $(EOS_HOME)/util/srcXXXX/MATH or $ cd $(EOS_HOME)/util/srcXXXX/TclTk
$ make check $ make config $ make all
としてコンパイルします。
3.つぎに、Eosのうち、Objectsをインストールします。
$ cd $(EOS_HOME)/util/Objects $ make check $ make depend $ make clean $ make $ make install
3.1 個別のObjectsをインストールする場合には
$ cd $(EOS_HOME)/util/Objects/DataManip/mrcImage $ make check $ make depend $ make clean $ make $ make install
4.つぎに、Eosのうち、Toolsをインストールします。
$ cd $(EOS_HOME)/util/Tools $ make check $ make depend $ make clean $ make $ make install
4.1 個別のツールをインストールするには、
$ cd $(EOS_HOME)/util/Tools/Integration/Display2/src $ make check $ make depend $ make clean $ make $ make install
make cleanの実行はなくても大丈夫ですが、念のためかならず新しい実行形式にするために実行します。