タプル空間

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タプル空間とは、タプルと呼ばれるデータの集合で、分散共有メモリの一つです。この空間を分散環境の中で利用することにより、並列化を実現させます。

タプルとは、型付きのデータの並びの事です。そのタプルの集合をタプル空間と呼びます。

LINDAでは、下記の6つのオペレーションを通して共有メモリとの通信をします。

   out - タプルをタプルスペースに格納する。
   in - パターンにマッチしたタプルをタプル空間から取り出す。 マッチするタプルがなければブロックする。
   rd - パターンにマッチしたタプルをタプル空間からコピーする. マッチするタプルがなければブロックする。
   inp - inのノンブロック版。 マッチするタプルがなければエラーを返す。
   rdp - rdのノンブロック版  マッチするタプルがなければエラーを返す。
   eval - 新たなプロセスを起動して評価する。


並列システム関する筑波大学・新城先生のサイト:[1] LINDA形式の実装であるRINDAの解説記事:[2]