インストール方法

提供: Eospedia
2013年3月2日 (土) 08:22時点におけるAdmin (トーク | 投稿記録)による版

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 ここでは、Eosのインストール方法を説明します。

 ダウンロードしたものはそのまま動作する事が期待されています。しかし、バージョンや環境によって動作しない場合があります。ダウンロードしたものがそのまま動かない場合には、次の方法でコンパイル・リンクし直します。


各ホストの開発環境の設定

各ホストで開発環境を準備します。

OS-Xの場合

  1. Xcodeの最新バージョンをインストールして下さい。
$ gcc --version

 で、gccのバージョンが表記されることを確認して下さい。

  1. (OS10.8以降)Additional Downloadsとして、Command Line Toolsをインストールして下さい。

 XCodeのインストールだけでは、コマンドラインでの実行が出来ません。

  1. X11の実行環境がインストールして下さい。

 OS10.8以降は、XQuartzのインストールが必要です。  それ以前は、XCodeをインストールして下さい。

Windowsの場合

 環境の設定としては、Cygwinを用いた環境設定をする方法とUbuntuなどのLinuxの環境を仮想マシンで動かす方法のいずれかがあります。


Linuxの場合

 Linuxの場合には、比較的そのまま実行することができます。ただし、最近は開発環境が不十分である場合もあります。今後、問題が発覚するたびに整理したいと思います。


その他の環境の場合

   過去においては、いくつかのUNIX環境で動くことは確かめていますが、最近、そうした環境を手元に持たないために、きちんとした確認が出来ていません。特別な環境を利用している訳ではありませんので、コンパイル・リンクは通常のUNIXであれば可能であると思います。高速化のためにチューンアップしたコマンドは、全ての機能が利用できなくなる可能性があります。


Eosの環境設定

 ダウンロードしたEosをおいておく場所等を記述した環境設定ファイルを準備します。

例:Eos_env


下記により、環境を設定します。

$ source Eos_env

もしくは、立ち上げ時のスクリプト(例えば、.bashrcなど)に加えておきます。


Eosに必要な各種ライブラリのコンパイル

まず、Eosで利用する各種のライブラリをコンパイルします。

下記のうち、XXXXはそれぞれのホストのOS等の種類を示しています。

$ cd $(EOS_HOME)/util/srcXXXX

或いは、更にそのサブディレクトリのみとして、Graphics, TclTk, MATHなどのディレクトリにて

$ cd $(EOS_HOME)/util/srcXXXX/Graphics
     or 
$ cd $(EOS_HOME)/util/srcXXXX/MATH
     or
$ cd $(EOS_HOME)/util/srcXXXX/TclTk
$ make check
$ make config
$ make all

としてコンパイルします。


EosのObjectsのインストール

つぎに、Eosのうち、Objects(ライブラリ)をインストールします。

Objects全体のイストール方法

$ cd $(EOS_HOME)/util/Objects
$ make check
$ make depend
$ make clean
$ make 
$ make install

個別のObjectのインストール方法

個別のObjectsをインストールする場合には、下記のように実行します。ここでは、mrcImageの例を示します。

$ cd $(EOS_HOME)/util/Objects/DataManip/mrcImage
$ make check
$ make depend
$ make clean
$ make 
$ make install

Toolsのインストール

つぎに、Eosのうち、Toolsをインストールします。

Tools全体のインストール

Tools全体をインストールするには、次の手順で実施します。

$ cd $(EOS_HOME)/util/Tools
$ make check
$ make depend
$ make clean
$ make 
$ make install

個別のToolのインストール

 個別のツールをインストールするには、次の手順で進めます。ここでは、Display2の場合の例を示します。

$ cd $(EOS_HOME)/util/Tools/Integration/Display2/src
$ make check
$ make depend
$ make clean
$ make 
$ make install

make cleanの実行はなくても大丈夫ですが、念のためかならず新しい実行形式にするために実行します。