「補間」の版間の差分

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Eosでは複数の補間方法が選択できる。番号は、[[mrcImageROI]]や[[mrcImageROIs]]などの複数のツールで利用する場合のモード番号を指している。
 
Eosでは複数の補間方法が選択できる。番号は、[[mrcImageROI]]や[[mrcImageROIs]]などの複数のツールで利用する場合のモード番号を指している。
  
0: 最近傍法
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==最近傍法==
  
 
 最も近傍の点の画像をそのまま用いる方法である。ノイズ等の性質を保ったままである長所はあるが、画像の回転時や拡大時にピクセルの荒さが目立つ。
 
 最も近傍の点の画像をそのまま用いる方法である。ノイズ等の性質を保ったままである長所はあるが、画像の回転時や拡大時にピクセルの荒さが目立つ。
  
1: 線形補間法
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==線形補間法==
  
 
 線形(一次関数)で補間する方法である。比較的高速にピクセル間の情報を得られるものの、平滑化がピクセル間の位置によって異なるため、画像の拡大時などにモアレがでる場合がある。
 
 線形(一次関数)で補間する方法である。比較的高速にピクセル間の情報を得られるものの、平滑化がピクセル間の位置によって異なるため、画像の拡大時などにモアレがでる場合がある。
  
2: 3次補間法
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==3次補間法==
  
 
 完全補間法(シャノンの標本化関数)の関数を3次関数で近似したものである。時間はかかるものの、ノイズの特徴なども比較的残り、モアレなどが出にくい。
 
 完全補間法(シャノンの標本化関数)の関数を3次関数で近似したものである。時間はかかるものの、ノイズの特徴なども比較的残り、モアレなどが出にくい。
  
3: 2次曲面補間法
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==2次曲面補間法==
  
 
 周辺の9点から最小自乗法により2次曲面を求め、そこから推定する方法である。時間がかかるものの、拡大時等にモアレ等がでにくい。若干平滑化がかかる。
 
 周辺の9点から最小自乗法により2次曲面を求め、そこから推定する方法である。時間がかかるものの、拡大時等にモアレ等がでにくい。若干平滑化がかかる。

2014年1月22日 (水) 02:20時点における版

補間とは、ピクセル間の値を推定することである。

Eosでは複数の補間方法が選択できる。番号は、mrcImageROImrcImageROIsなどの複数のツールで利用する場合のモード番号を指している。

最近傍法

 最も近傍の点の画像をそのまま用いる方法である。ノイズ等の性質を保ったままである長所はあるが、画像の回転時や拡大時にピクセルの荒さが目立つ。

線形補間法

 線形(一次関数)で補間する方法である。比較的高速にピクセル間の情報を得られるものの、平滑化がピクセル間の位置によって異なるため、画像の拡大時などにモアレがでる場合がある。

3次補間法

 完全補間法(シャノンの標本化関数)の関数を3次関数で近似したものである。時間はかかるものの、ノイズの特徴なども比較的残り、モアレなどが出にくい。

2次曲面補間法

 周辺の9点から最小自乗法により2次曲面を求め、そこから推定する方法である。時間がかかるものの、拡大時等にモアレ等がでにくい。若干平滑化がかかる。