Display2による粒子抽出
提供: Eospedia
Display2は、Eosにおける2次元画像の表示、操作のためのIntegration Tool(プラットフォーム)です。粒子の抽出にも用いられます。その特徴は、切り出し画像の位置(ROI: Region of Interest)を複数、かつ、回転させながら、決定していくことができることにあります。
ここでは、Display2による粒子の抽出方法の解説を随時書き込んでいきたいと思います。Display2でのROIの確定方法には、いくつかのモードがあります。
- 画像から一つ一つROIを決定し、画像を抽出する方法
- 長方形エリア(mrcImageROIに対応)
- スプラインで決定する曲線エリア(mrcImageUnbentROIに対応)
- 画像から複数のROI決定し、画像をとりだす方法(mrcImageROIsに対応)
- 異なる大きさの複数枚の画像
- 決まった大きさの複数枚の画像
です。
上記の手法のうち、前半は、.EosLogの中に保存されたmrcImageROI及びmrcImageUnbentROIのプログラムの実行結果をもう一度利用することにより、サイズや回転角を変えてもう一度切り出すことが出来ます。
上記の手法のうち、後半は、RoiInfoと一般に呼んでいるファイルの中にそのROIの情報が書き込まれており、その後、mrcImageROIsを用いて同一の場所で大きさを変えたROIを抽出することが出来ます。
目次
画像から一つ一つROIを決定し、画像を抽出する方法
長方形の切り出し方
長方形は自由な角度、自由な大きさで、自由な場所を切り出すことが出来ます。
曲がった構造を直線に変換して切り出す方法
フィラメント構造などをらせん対称をつかって構造解析を行う場合には、この方法による切り出しが便利です。