「EosOnMac」の版間の差分
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2017年3月8日 (水) 02:27時点における版
EosをMacで利用したい方
目次
環境設定
2つのソフトウェアのインストールが必要になります。
Xcode(開発用環境): git, gccなどのコンソールでのコマンドを利用できるようになります。
XQuartz(X11の開発用):Display2/ctfDisplayなどX11の環境を使ったGUI型のプログラムも利用できるようになります。
☆バージョンによっては、4つのソフトウェア(Xcode, Command Line Tools, XQuartz, Graphics Tools for Xcode)のインストールが必要です。
ターミナルの登録(スキップ可能)
必須ではありませんが、Eosではターミナルをよく利用するので、DOCKに登録しておきましょう。
- アプリケーションー>ユーティリティーー>ターミナルを、アプリケーションから、DOCKにドラッグしてください。
Xcodeのインストール(必須)
AppleStoreから Xcodeの最新バージョンをインストールします。現在(2015/03/25)、無償で利用できます。
インストールの仕方には何通りかあります。
- AppleStoreのXcodeを検索し、「入手」してください。
- Xcodeを実行し、利用を許可してください。
- ターミナルのコンソールから下記のコマンドを実行します。(CommandLineToolsが必要な場合があります。)
$ gcc xcode-select: note: no developer tools were found at '/Applications/Xcode.app', requesting install. Choose an option in the dialog to download the command line developer tools.
- この後、開いたウィンドウにパスワードを打ち込んでください。
- 10.10以降のOS-Xでは、gcc 実行時にsudoによる実行を要求されます。
-
$ sudo gcc --version
- このとき、パスワードを入力ください。1回目だけで問題ありませんが、新しいバージョンに変更するとまた要求されます。
- もしくは、Xcodeを実行してください。最初に実行したときに
CommandLineTools(スキップ可)
OSのバージョンが10.10(Yosemite)以上の方はここはスキップできます。XCodeをインストールした段階で利用できる様になっています。
(OSのバージョンが10.8〜10.9の方) Additional Downloadsとして、Command Line Toolsをインストールして下さい。
- [Downloads for Apple Developers]からダウンロードが可能です。
- XCodeのインストールだけでは、コマンドラインでの実行が出来ないことがあります。アプリケーションー>ユーティリティー>ターミナルを実行して
-
$ gcc --version
- で、gccのバージョンが表記されることを確認して下さい。
XQuartzのインストール
- X11の実行環境(XQuartz)をインストールして下さい。
- [XQuartz]からダウンロードできます。
- OS10.8以降は、XQuartzのインストールが必要です。
- それ以前は、XCodeをインストールだけで十分です。
Graphics Tools for Xcode(スキップ可能)
- OpenGLなどを使うためには、Mountain Lion以降では、Graphics Tools for Xcodeが必要です。
CUDA(スキップ可能)
-
CUDAをインストールして下さい。現在のバージョンのCUDAは再配布できるとの理解から、hostdependのインストールの際に対応しています。ただし、ドライバはインストールされませんので、CUDAの機能を使いたい方はインストールが必要です。- 現在対応しているCUDAのバージョンは、EosOnCUDAを参考にして下さい。
El Capitanへの対応
LD_LIBRARY_PATH に問題がある場合
Q. El Captan (10.11)でcudaに関して、下記の様な dyldのエラーが生じる
$ mrcInfo -h dyld: Library not loaded: @rpath/libcudart.6.5.dylib Referenced from: /Users/tacyas/Eos/bin/X86MAC64/mrcInfo Reason: image not found /Users/tacyas/Eos/bin/mrcInfo: line 110: 424 Trace/BPT trap: 5 ${EOS_HOME}/bin/${OSTYPE}/${BASENAME} "$@"
A. csrutilコマンドを使う必要があります。
$ csrutil status
をうったときに、enableになっているとうまく動作しません。下記の操作をして下さい。
リカバリーモードで立ち上げます。 command + R を押しながら、電源をいれます。アップルマークがでるまで押し続けて下さい。 バーにあるユーティリティからターミナルを立ち上げます。 下記のコマンドを実行してください。
$ csrutil disable $ reboot
これで利用できるはずです。 リブートがかかったら、
$ csrutil status
もう一度、実行して下さい。今度は、disableになっているのを確認して下さい。今後問題を解決したいと思います。
ちなみに、/usr/localのディレクトリがある場合、下記のコマンドを使って、/usr/local以下を書き換え可能とするとうまくいく場合があります。
$ sudo chown $(whoami):admin /usr/local && sudo chown -R $(whoami):admin /usr/local
/usr/local/がない場合には、一度、csrutilコマンドでリカバリーモードにしてディレクトリを作成する必要があります。