「LINDA」の版間の差分

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'''LINDA'''とは、並列プログラミング言語の一つである。既存の言語仕様に影響を与えるのではなく、強調計算システムのための強調モデル([[タプル空間]]を用いた型付データの共有メモリ)を用い、並列処理を実現させている。
 
'''LINDA'''とは、並列プログラミング言語の一つである。既存の言語仕様に影響を与えるのではなく、強調計算システムのための強調モデル([[タプル空間]]を用いた型付データの共有メモリ)を用い、並列処理を実現させている。
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[[LINDA]]では、下記の6つのオペレーションを通して共有メモリとの通信をします。
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    out - タプルをタプルスペースに格納する。
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    in - パターンにマッチしたタプルをタプル空間から取り出す。 マッチするタプルがなければブロックする。
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    rd - パターンにマッチしたタプルをタプル空間からコピーする. マッチするタプルがなければブロックする。
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    inp - inのノンブロック版。 マッチするタプルがなければエラーを返す。
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    rdp - rdのノンブロック版  マッチするタプルがなければエラーを返す。
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    eval - 新たなプロセスを起動して評価する。

2012年12月5日 (水) 22:25時点における最新版

LINDAとは、並列プログラミング言語の一つである。既存の言語仕様に影響を与えるのではなく、強調計算システムのための強調モデル(タプル空間を用いた型付データの共有メモリ)を用い、並列処理を実現させている。

LINDAでは、下記の6つのオペレーションを通して共有メモリとの通信をします。

   out - タプルをタプルスペースに格納する。
   in - パターンにマッチしたタプルをタプル空間から取り出す。 マッチするタプルがなければブロックする。
   rd - パターンにマッチしたタプルをタプル空間からコピーする. マッチするタプルがなければブロックする。
   inp - inのノンブロック版。 マッチするタプルがなければエラーを返す。
   rdp - rdのノンブロック版  マッチするタプルがなければエラーを返す。
   eval - 新たなプロセスを起動して評価する。