「PIONEのインストール方法」の版間の差分

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=== rubyの再コンパイル ===
 
=== rubyの再コンパイル ===
 
 rubyの再コンパイル方法について示します。
 
 rubyの再コンパイル方法について示します。
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まず、[https://www.ruby-lang.org/ja/]より、ダウンロードしたいバージョンのソースコードをダウンロードします。(1.9.2以降2.0.0未満)<br>
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次にダウンロードしたソースコードをコンパイルします。<br>
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コンパイル方法(ソースコードのルートディレクトリで実行)<br>
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$ autoconf
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$ ./configure --prefix="(インストール先の絶対パス)"
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$ make
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$ make install
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</pre>
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(注意) インストール先のディレクトリは絶対パスを使用して下さい。Eos内にてrubyの更新を行う際には/Eos/util/(OS名)/以下がリンクになっているので特に注意が必要です。(参照:[[よく使うシェルコマンド#pwdでの注意事項]])<br>
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=== インストール手順例 ===
 
=== インストール手順例 ===

2014年11月26日 (水) 08:25時点における版

PIONEのインストール方法

ruby/gemがインストールされている場合

 rubyのもつgemの機能に対応しています。インストール先に/usr/localや/sw/を利用するため、管理者がインストールする必要があります。現在、1.9でしか動作しませんので、ruby/gemのバージョンによっては、gem1.9とする必要があります。

$ gem install pione
or 
$ gem1.9 install pione

 アップデートする場合には、

$ gem update pione
or 
$ gem1.9 update pione

として実行してみましょう。

直接githubからインストールする場合

 githubからPIONEをダウンロードしてきます。

$ git clone https://github.com/pione/pione.git
$ bundle install --path vender/bundle

 bundle installコマンドは/pioneディレクトリ内で実行するか、予めパスを切って実行して下さい。(Gemfile及びvender/bundle以下が必要であるため)

環境の設定

 下記のコマンドを通して、PATHとRUBYLIBの変数の定義をします。

$ cd ${PIONE_REP}
$ export PATH=$PWD/bin:$PATH
$ export RUBYLIB=$PWD/lib

 pione/misc/env.shを実行することでその環境を設定することも出来ます。
 この設定をEosの環境設定と同様にシェル起動直後に実行できるようにすると、手間を省くことができます。
 なお、こちらの環境変数やbundle installなどのコマンドはインストール時には不要です。

専用シェルを用いたpione-webclientのインストール方法

$ wget -q -O - https://raw.githubusercontent.com/pione/pione-webclient/master/install.sh | sh

もしくは、wgetがインストールされていない場合には、curlコマンドを使って

$ curl https://raw.githubusercontent.com/pione/pione-webclient/master/install.sh | sh

これによりインストールのための専用シェルが起動します.

 ただし、ruby/gem/bundler(rubyのツール)が導入されていない場合には動きません。ruby/gemのインストールをして下さい。 gemがインストールされているが、bundlerがインストールされていない場合には、gemを使ってinstallすることが出来ます。前もって、下記のコマンドをうってみて下さい。

$ sudo gem install bundler



実際に起動するには、PIONEの起動方法をご覧ください.

Install上の問題

 現在、LINUX/OS-Xでの動作が確認されています。Windows上ではRubyのThreadの実装の関係で問題が生じます。

 それぞれの環境で、git/ruby/gem/bundleなどがインストールされていない場合があります。

 gitはそれぞれの環境毎でインストール(apt-get/yumなど)が可能です。ほとんどのパッケージで対応しています。

 現在、rubyのバージョンは、1.9.2以上で1.9台を要求しています。2.1にもいずれ対応する予定です。 rubyのバージョンが1.9.1しか対応していないLINUXでは、ソースコードをダウンロードして、インストールする必要があります。また、ZLIB/YAMLなども必要になります。まず、そちらをインストールしてから、rubyのconfigure/make/make installを実行して下さい。

 gemは、rubygemsをダウンロードしてインストールして下さい。

 bundleは、gemからインストールできます。

エラーと対処法

下記のエラーが発生した場合

$ bundle install --path vender/bundle

Could not load OpenSSL.
You must recompile Ruby with OpenSSL support or change the sources in your Gemfile from 'https' to 'http'. Instructions
for compiling with OpenSSL using RVM are available at http://rvm.io/packages/openssl.


この場合は使用しているrubyにOpenSSLが含まれていない可能性がありますので、irbコマンドから確認してみて下さい。(exitで終了)含まれていない場合はrubyを再コンパイルする必要があります。

rubyに含まれていない場合のエラー例

$ irb
irb(main):001:0> require 'openssl'
LoadError: libssl.so.0.9.8: cannot open shared object file: No such file or directory


rubyに含まれている場合は下記のようにtrueが返ります。

$ irb
irb(main):001:0> require 'openssl'
=> true


rubyの再コンパイル

 rubyの再コンパイル方法について示します。 まず、[1]より、ダウンロードしたいバージョンのソースコードをダウンロードします。(1.9.2以降2.0.0未満)
次にダウンロードしたソースコードをコンパイルします。

コンパイル方法(ソースコードのルートディレクトリで実行)

$ autoconf
$ ./configure --prefix="(インストール先の絶対パス)"
$ make
$ make install

(注意) インストール先のディレクトリは絶対パスを使用して下さい。Eos内にてrubyの更新を行う際には/Eos/util/(OS名)/以下がリンクになっているので特に注意が必要です。(参照:よく使うシェルコマンド#pwdでの注意事項)

インストール手順例

YAML等をインストール
↓
Ruby (1.9.2以上) をインストール
↓
gemでbundleをインストール
↓
gemでpioneをインストール