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"IEEE Standard for eXtensible Event Stream (XES) for Achieving Interoperability in Event Logs and Event Streams," in IEEE Std 1849-2016, vol., no., pp.1-50, 11 Nov. 2016, [[doi: 10.1109/IEEESTD.2016.7740858 https://ieeexplore.ieee.org/document/7740858?partnum=STD21181&searchProductType=IEEE%20Standards]]. より,翻訳, 改変。
 
"IEEE Standard for eXtensible Event Stream (XES) for Achieving Interoperability in Event Logs and Event Streams," in IEEE Std 1849-2016, vol., no., pp.1-50, 11 Nov. 2016, [[doi: 10.1109/IEEESTD.2016.7740858 https://ieeexplore.ieee.org/document/7740858?partnum=STD21181&searchProductType=IEEE%20Standards]]. より,翻訳, 改変。
  
-- 概要 --
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== 概要 ==
 
XES規格は、情報システムの設計者がイベントログやイベントストリームを用いてシステムの挙動を把握するための統一的かつ拡張可能な手法を提供することを目的とした、タグベース言語の文法を定義したものである。この規格には、XESイベントログ/ストリームの構造を記述したXMLスキーマと、その拡張構造を記述したXMLスキーマが含まれる。また、イベントログ/ストリームに記録される特定の属性に意味を与える、いわゆるXES拡張プロトタイプの基本コレクションが本標準に含まれる。
 
XES規格は、情報システムの設計者がイベントログやイベントストリームを用いてシステムの挙動を把握するための統一的かつ拡張可能な手法を提供することを目的とした、タグベース言語の文法を定義したものである。この規格には、XESイベントログ/ストリームの構造を記述したXMLスキーマと、その拡張構造を記述したXMLスキーマが含まれる。また、イベントログ/ストリームに記録される特定の属性に意味を与える、いわゆるXES拡張プロトタイプの基本コレクションが本標準に含まれる。
  
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== 範囲 ==
 
この規格は、World Wide Web Consortium (W3C) Extensible Markup Language (XML) の構造と、拡張イベントストリーム (XES) インスタンスを表現するために使用できる XML 1.1 ドキュメントの内容に関する制約を定義する。
 
この規格は、World Wide Web Consortium (W3C) Extensible Markup Language (XML) の構造と、拡張イベントストリーム (XES) インスタンスを表現するために使用できる XML 1.1 ドキュメントの内容に関する制約を定義する。
  
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イベント駆動型データを統一的に転送するために、本規格ではXESインスタンスの構造を記述したW3C XML Schemaが含まれている。このデータを拡張可能な方法で転送するために、この規格はまた、そのようなXESインスタンスへの拡張の構造を記述するためのW3 XMLスキーマを含んでいます。基本的には、このような拡張は、XESインスタンスによって規定される構造にセマンティクスを提供する。最終的に、この規格はそのような拡張の基本的なコレクションを含んでいる。
 
イベント駆動型データを統一的に転送するために、本規格ではXESインスタンスの構造を記述したW3C XML Schemaが含まれている。このデータを拡張可能な方法で転送するために、この規格はまた、そのようなXESインスタンスへの拡張の構造を記述するためのW3 XMLスキーマを含んでいます。基本的には、このような拡張は、XESインスタンスによって規定される構造にセマンティクスを提供する。最終的に、この規格はそのような拡張の基本的なコレクションを含んでいる。
  
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== 目的 ==
 
本標準規格の目的は、様々な応用分野の情報システムと、そのようなデータの解析ツールとの間で、イベントデータの交換のための一般的に認められた XML フォーマットを提供することである。そのため、この規格は、例えばデータを生成するサイトからデータを分析するサイトへ転送されるイベントデータのシンタックスとセマンティクスを固定することを目的としている。この規格により、イベントデータがこの規格の文法を使って転送されれば、その意味は両サイトでよく理解され、明確となる。
 
本標準規格の目的は、様々な応用分野の情報システムと、そのようなデータの解析ツールとの間で、イベントデータの交換のための一般的に認められた XML フォーマットを提供することである。そのため、この規格は、例えばデータを生成するサイトからデータを分析するサイトへ転送されるイベントデータのシンタックスとセマンティクスを固定することを目的としている。この規格により、イベントデータがこの規格の文法を使って転送されれば、その意味は両サイトでよく理解され、明確となる。

2022年6月26日 (日) 20:00時点における最新版

XESは、XMLに基づいたイベントログの標準のひとつである。


"IEEE Standard for eXtensible Event Stream (XES) for Achieving Interoperability in Event Logs and Event Streams," in IEEE Std 1849-2016, vol., no., pp.1-50, 11 Nov. 2016, doi: 10.1109/IEEESTD.2016.7740858 https://ieeexplore.ieee.org/document/7740858?partnum=STD21181&searchProductType=IEEE Standards. より,翻訳, 改変。

概要

XES規格は、情報システムの設計者がイベントログやイベントストリームを用いてシステムの挙動を把握するための統一的かつ拡張可能な手法を提供することを目的とした、タグベース言語の文法を定義したものである。この規格には、XESイベントログ/ストリームの構造を記述したXMLスキーマと、その拡張構造を記述したXMLスキーマが含まれる。また、イベントログ/ストリームに記録される特定の属性に意味を与える、いわゆるXES拡張プロトタイプの基本コレクションが本標準に含まれる。

範囲

この規格は、World Wide Web Consortium (W3C) Extensible Markup Language (XML) の構造と、拡張イベントストリーム (XES) インスタンスを表現するために使用できる XML 1.1 ドキュメントの内容に関する制約を定義する。

XES インスタンスは、ファイルベースのイベントログ,又はフォーマットされたイベントストリームに対応し、イベント駆動データを、最初のサイトから第2のサイトへ統一的かつ拡張可能に転送するために使用できるものであ る。

一般的に、第1のサイトは、このイベント駆動型データを生成するサイト(例えば、ワークフローシステム、ケース処理システム、調達システム、ウェーハステッパーやX線装置などのデバイス、病院)であり、第2のサイトは、このデータを分析するサイト(例えば、データ科学者及び/又は高度ソフトウェアシステムによる)であろう。

イベント駆動型データを統一的に転送するために、本規格ではXESインスタンスの構造を記述したW3C XML Schemaが含まれている。このデータを拡張可能な方法で転送するために、この規格はまた、そのようなXESインスタンスへの拡張の構造を記述するためのW3 XMLスキーマを含んでいます。基本的には、このような拡張は、XESインスタンスによって規定される構造にセマンティクスを提供する。最終的に、この規格はそのような拡張の基本的なコレクションを含んでいる。

目的

本標準規格の目的は、様々な応用分野の情報システムと、そのようなデータの解析ツールとの間で、イベントデータの交換のための一般的に認められた XML フォーマットを提供することである。そのため、この規格は、例えばデータを生成するサイトからデータを分析するサイトへ転送されるイベントデータのシンタックスとセマンティクスを固定することを目的としている。この規格により、イベントデータがこの規格の文法を使って転送されれば、その意味は両サイトでよく理解され、明確となる。