arrayPCA

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arrayPCAとはEosコマンドである。


オプション一覧

メインオプション

オプション 必須項目/選択項目 説明 デフォルト
-i 選択 入力ファイル: ASCII stdin
-o 選択 出力ファイル: ASCII(PCA) stdout
-O 選択 出力ファイル: ASCII(Transform)
-c 選択 コンフィグファイル設定 NULL
-m 選択 モードを設定 0
-h 選択 ヘルプを表示  


モードの詳細

モード 説明
0


実行例

$ arrayPCA -i test.array -o test.out -O test.Out2

入力データ(test.array): 5つの要素をもつデータを16個準備しました。

2 5 16 
50 57 74 94 112  
57 50 57 74 94 
74 57 50 57 74 
94 74 57 50 57 
112 94 74 57 50 
128 112 94 74 57 
140 128 112 94 74 
147 140 128 112 94 
150 147 140 128 112 
147 150 147 140 128 
140 147 150 147 140 
128 140 147 150 147 
112 128 140 147 150 
94 112 128 140 147 
74 94 112 128 140 
57 74 94 112 12

出力データ(test.out): PCAの固有ベクトルと固有値を表しています。

# PCA Results
Unit vector:
2 5 5 
       0.364837        0.480560        0.521453        0.480560        0.364837 
      -0.620112       -0.339796        0.000000        0.339796        0.620112 
       0.583768       -0.164138       -0.514338       -0.164141        0.583770 
       0.339790       -0.620091       -0.000031        0.620133       -0.339801 
       0.161594       -0.492085        0.680840       -0.492030        0.161564 
Lambda:               6.936383e+04    2.498853e+04    2.207734e+02    2.547379e+01    1.401242e+00 
Normalized lambda:    7.332328e-01    2.641493e-01    2.333757e-03    2.692789e-04    1.481228e-05 
Cumulative lambda:    7.332328e-01    9.973822e-01    9.997159e-01    9.999852e-01    1.000000e+00 

4行目から8行目:第1主成分から第5主成分までの固有ベクトル  第1主成分の固有ベクトルがほとんど同じくらいの値の正の値をもっていますので、基本的には、全ての値の大小が相関していることを意味しています。  第2主成分の固有ベクトルは、前半と後半で正負がひっくり返っていますので、基本的には、前半が小さいものは後半が大きく、前半が大きいものは、後半が小さいといった関係になっていることがわかります。

9行目:固有値を示しています。 10行目:固有値の割合を示しています。7割強は第1主成分で、残りの2割弱は第2主成分で説明でき、ほとんどはこれで終わっていることが分かります。 11行目:10行目の累積です。99.7%が第1,第2主成分で説明できることが分かります。

出力データ(test.Out2): それぞれのデータを固有ベクトルの軸に投影したときの値を示しています。

2 5 16 
     -65.348602       51.019386       -2.879593        1.876790        0.139825 
     -91.201614       31.099241        3.874455        2.310253        0.073746 
    -100.751892        0.000001        7.364913        0.000032       -0.256394 
     -91.201614      -31.099239        3.874462       -2.310238        0.073545 
     -65.348595      -51.019382       -2.879591       -1.876820        0.139662 
     -29.708698      -56.940186       -5.484552        0.561217        0.250870 
       7.557871      -52.480446       -3.722354        1.342725       -0.522259 
      40.168499      -42.380215       -1.114177        0.646039       -0.027945 
      65.140381      -30.020374        1.197711        1.130106        0.217989 
      80.741821      -15.180086        2.724255        0.255021       -0.296505 
      86.052597       -0.000002        3.443532       -0.000014        0.585667 
      80.741814       15.180083        2.724258       -0.254976       -0.296528 
      65.140373       30.020372        1.197721       -1.130116        0.217889 
      40.168491       42.380215       -1.114166       -0.646042       -0.028003 
       7.557861       52.480446       -3.722336       -1.342701       -0.522378 
     -29.708708       56.940189       -5.484538       -0.561271        0.250818 

各列が、各成分方向の座標を示しています。 第一列では、値が小さい側と大きい側がきちんとわかれていることが分かります。 第二列では、昇順か降順かが分類できていることが分かります。