mrcImageAverage

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2013年12月10日 (火) 04:08時点におけるKinoshita (トーク | 投稿記録)による版

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mrcImageAverageとは複数の画像から平均画像を生成するEosコマンドである。単粒子解析のように大量の粒子画像を扱う場合、平均画像の取得は有効である。画像を平均化するとノイズが低減する。これにより、角度決定の精度が向上し、3次元再構成したときの分解能向上が期待される。詳細は画像の平均化を参照のこと。

 また、3次元画像等で全ての投影方向が手に入っていない画像同士を平均化しようとする場合には、ミッシングエリア等の情報を使って平均化することが有効である。そのために、mrc2Dto3Dで求められるDoubleCounterのファイルなどの画像の再構成に用いられた際に得られる情報を重みとして利用して再構成することは有効である。

オプション一覧

オプション 必須項目/選択項目 説明 デフォルト
-i 必須 入力ファイル設定(ファイル名のリスト) NULL
-o 必須 出力ファイル設定(ファイル名) NULL
-w 選択 重みファイル設定(ファイル名のリスト) NULL
-oW 選択 重みファイルの出力設定(ファイル名) NULL
-h 選択 ヘルプを表示  


実行例

入力ファイルの内容

1vom-rot0.mrc
1vom-rot1.mrc
1vom-rot2.mrc
1vom-rot3.mrc

1vom-rot0.mrcの詳細

1vom-rot0-mrcImageAverage.png

最小

最大
平均値
標準偏差

標準誤差

0

73.1421
6.29881
20.4635

0.215447

1vom-rot1.mrcの詳細

1vom-rot1-mrcImageAverage.png

最小

最大
平均値
標準偏差

標準誤差

0

77.0909
6.29894
14.3204

0.223756

1vom-rot2.mrcの詳細

1vom-rot2-mrcImageAverage.png

最小

最大
平均値
標準偏差

標準誤差

0

83.9283
6.29888
15.77

0.246406

1vom-rot3.mrcの詳細

1vom-rot3-mrcImageAverage.png

最小

最大
平均値
標準偏差

標準誤差

0

87.0306
6.29884
15.437

0.241203

実行結果

Outdata-mrcImageAverage.png

最小

最大
平均値
標準偏差

標準誤差

0

70.8404
6.29887
14.3507

0.224229

実行結果2(重み付き)