mrcImageTiltAxisSearch

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mrcImageTiltAxisSearchは傾斜軸のずれを計算するEosコマンド

オプション一覧

メインオプション

オプション 必須項目/選択項目 説明 デフォルト
-i 選択 入力ファイル設定(ファイルが1つの時に設定) NULL
-I 選択 入力ファイル設定(軸を探すファイルのリストを設定) NULL
-r 必須 参照ファイルを設定(傾斜角度0度のデータを設定) NULL
-o 必須 出力ファイル設定 NULL
-O 選択 出力ファイル設定(傾斜軸のずれを予測した値が入る) stdout
-range 選択 開始角度、終了角度、刻み幅の設定 thetaMin=-90 thetaMax=+90 thetaDelta=1
-w 選択 相関を取る領域を設定 0.5
-M 選択 モード
(インターポレーションの値の計算方法を選択。現段階では変更の必要なし)
2
-CM 選択 17
-h 選択 ヘルプを表示  

モードの詳細

モード 説明
0 最短距離法
1 線形補間法
2 3次補間法
3 多項式法

-CMの詳細

モード 説明
0 正規相関:FxG*
1 位相相関:FxG*/|FxG*|
2 位相相関:FxG*/sqrt(|FxG*|)
3 標準化された正規相関:FxG*/(|F||G|)
16 (0,0) = 0


実行例

------入力ファイルの画像------

入力ファイル1(傾斜角度が2°ずれている)

1vom-rot0-mrcImageTiltAxisSearch.png

最小

最大
平均値
標準偏差

標準誤差

0

73.1421
6.29881
13.7886

0.215447

入力ファイル2(傾斜角度が10°ずれている)

1vom-rot1-mrcImageTiltAxisSearch.png

最小

最大
平均値
標準偏差

標準誤差

0

77.0909
6.29894
14.3204

0.223756

入力ファイル3(傾斜角度が45°ずれている)

1vom-rot2-mrcImageTiltAxisSearch.png

最小

最大
平均値
標準偏差

標準誤差

0

83.9283
6.29888
15.77

0.246406

入力ファイル4(傾斜角度が60°ずれている)

1vom-rot3-mrcImageTiltAxisSearch.png

最小

最大
平均値
標準偏差

標準誤差

0

87.0306
6.29884
15.437

0.241203

------オプション -Iで使用するリスト------

以下のようなリスト内容をファイルデータとする

ファイル:list-mrcImageTiltAxisSearch.png

------参照ファイルの画像------

1vom-mrcImageTiltAxisSearch.png

最小

最大
平均値
標準偏差

標準誤差

0

71.339
6.29872
13.6724

0.213631

※入力ファイル、参照ファイルは傾斜軸が10°ずれている

------オプション -i------

入力ファイル4を使用(傾斜角度があるほど、誤差が少なくなるため)

また、オプション-rangeは傾斜軸のずれをおよそで判断して設定した上で実行しなければならない。

今回の場合だと、傾斜軸のずれは10°なので、-range 0 20 0.1と設定し実行した。


オプション -oの出力結果

ファイル:outdata-rot3-200time-mrcImageTiltAxisSearch.png

オプション -Oの出力結果

ファイル:outdata2-rot3-mrcImageTiltAxisSearch.png

------オプション -I------

オプション -oの出力結果

[[画像:outdata-I-200time-mrcImageTiltAxisSearch.png

オプション -Oの出力結果

ファイル:outdata2-I-mrcImageTiltAxisSearch.png

オプション-iと-Iでは、-Iの方が精度がよいため、-Iを基本的に使用する