クライオ電顕ことはじめ

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勉強素材

少しは電顕に触ったことがないとなかなかピンとこないところもあると思いますが、初心者向けの勉強素材をここにリストアップしておきます。

Getting Started in Cryo-EM

https://www.youtube.com/watch?v=gDgFbAqdM_c&list=PL8_xPU5epJdctoHdQjpfHmd_z9WvGxK8-

カリフォルニア工科大学のGrant Jensen教授らによるレクチャービデオです。

数式を使わずにできるだけお絵かきと写真で説明してくれますので、ある程度分かった気になると思います。

全編英語ですが、そこは頑張ってください。

EM-University

https://em-learning.com/

(当時)FEIのMatthijn Vos氏らによるレクチャービデオです。登録、視聴は無料です。

上記のYoutubeビデオと同様、できるだけお絵かきと写真で説明してくれますので、わかった気になります。

(実はすごく難しいことをサラッと言っていたりするので、深く考え始めると頭を抱えてしまう場面はかなり多いです。が、それでもずいぶん勉強になると思います。) これも全編英語ですが、そこはなんとか頑張ってください。

注意点

EM-Universityでは、TitanやTalos/Tecnaiを含め、サーモフィッシャー(FEI)の電顕の操作法についてかなり詳しく説明されており、勉強になります。研究室で自由に使える電顕であれば、(許されているならば)色々試してみると良いでしょう。

しかし、コアファシリティの電顕を使用してスクリーニング/データ収集する場合は、管理者の方が用意してくださっている調整、設定、手順があると思います。EM-Universityで説明されている中で、ユーザーが実行するべきでないことも多々あります。

超上級者でもない限りは、EM-Universityで見たことをあれこれ試したりしようとせず、おとなしくルーチンに従って、スクリーニング/データ収集に集中しましょう。自分なりのこだわりや、試してみたいことがある場合や、「おやっ?」と思ったとき(何かずれてないか?とか)は、自分でいろいろいじくり始める前に、管理者の方に相談しましょう。

(安永研究室の電顕は頭の天辺から足のつま先まで自分で確認、調整して使う感じですが、コアファシリティで共用利用されているハイエンド電顕は、事情が異なります。)