「PIONE定義書のTIPS」の版間の差分
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− | [[pione action exec]]は[[アクション文書]](.mdファイル)の[[マークダウン]]で記述されたルールを単独で実行することができますので、デバッグの際に非常に有効なコマンドであるといえます。しかし、この[[pione action exec]]は通常の[[PIONE定義書]]に対応していません。元の[[アクション文書]]が無い場合(コンパイルでなく直接の記述で[[PIONE定義書]]を作成した場合)、そのままのフォーマットでは[[pione action exec]]が使用できません。 | + | [[pione action exec]]は[[アクション文書]](.mdファイル)の[[マークダウン]]で記述されたルールを単独で実行することができますので、デバッグの際に非常に有効なコマンドであるといえます。しかし、この[[pione action exec]]は通常の[[PIONE定義書]]に対応していません。元の[[アクション文書]]が無い場合(コンパイルでなく直接の記述で[[PIONE定義書]]を作成した場合)、そのままのフォーマットでは[[pione action exec]]が使用できません。<br> |
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+ | 例えば、[[PIONE定義書]]を下記のように記述すれば、[[pione action exec]]に対応でき、かつ[[pione-client]]も実行できます。<br> | ||
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Rule Main | Rule Main | ||
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# この中はどちらも実行される | # この中はどちらも実行される | ||
echo "Message for Shell" | echo "Message for Shell" | ||
− | + | echo "Message for File" > $Out | |
:<<: | :<<: | ||
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2014年12月26日 (金) 05:21時点における版
ここではPIONE定義書に関するTIPSを示します。実装例はPIONEチュートリアル、PIONEチュートリアル-PNML、実行例はPIONE Webclientチュートリアルをご覧下さい。
デバッグ
構文エラーに関する注意点
下記に陥りやすい構文ミスやルールを記載します。
*rule名の先頭を数字で定義することはできない。(× 3Dto2D, ○ Ref3Dto2D)
*ルールヘッダーはRule、フロー定義ではruleを書く。
*Mainルールのinputファイルはpione-clientの-iで指定しているディレクトリ内に全てあるか。
*Mainルールのoutputファイルは必ずいずれかのルールで全て作成されているか。
*パラメータのブロック定義はルール内では使用できない。
pione action execをPIONE定義書で使用したいとき
pione action execはアクション文書(.mdファイル)のマークダウンで記述されたルールを単独で実行することができますので、デバッグの際に非常に有効なコマンドであるといえます。しかし、このpione action execは通常のPIONE定義書に対応していません。元のアクション文書が無い場合(コンパイルでなく直接の記述でPIONE定義書を作成した場合)、そのままのフォーマットではpione action execが使用できません。
例えば、PIONE定義書を下記のように記述すれば、pione action execに対応でき、かつpione-clientも実行できます。
Rule Main output 'out.txt' Action # この中はpione-clientのみの動作を記述可能 Out={$O[1]} :<<: ※ ↓## (ルール名)の上は必ず1行空ける ## Main ``` # この中はpione action execのみの動作を記述可能(#:: 〜 :<<:までがどちらも実行される処理) Out='out.txt' #:: # この中はどちらも実行される echo "Message for Shell" echo "Message for File" > $Out :<<: ``` :: # この中はpione-clientのみの動作を記述可能 End
このように記述すれば、PIONE定義書でもpione action execに対応できるようになります。
pione-clientで実行した場合
$ pione-client test.pione ==> &Anonymous:Root([],{}) --> Rule Application: &Anonymous:Root([],{}) --> Distribution: &Anonymous:Root([],{}) >>> &Anonymous:Main([],{}) ==> &Anonymous:Main([],{}) -中略- <== &Anonymous:Main([],{}) <-- Distribution: &Anonymous:Root([],{}) <-- Rule Application: &Anonymous:Root([],{}) <== &Anonymous:Root([],{}) $ cat process/output/out.txt Message for File
pione action execで実行した場合
$ pione action exec test.pione Main Message for Shell $ cat out.txt Message for File