MrcImageBinarization
提供: Eospedia
mrcImageBinalizationとは二値化処理を行うEosのコマンドである。
目次
オプション一覧
メインオプション
オプション | 必須項目/選択項目 | 説明 | デフォルト |
---|---|---|---|
-i | 必須 | 入力ファイル設定 | NULL |
-o | 必須 | 出力ファイル設定 | NULL |
-t | 選択 | 閾値の値を設定 | 0 |
-dt | 選択 | 閾値の値に増分として加える。自動閾値指定などでうまくいかない場合に陽に増減することができる | 0 |
-st | 選択 | 密度バンドによる2値化の場合に、そのバンド幅(±st) を設定する | 0 |
-v | 選択 | value値を設定 | 0 |
-near | 選択 | 周辺のピクセルに関しても探索を行い、条件が満たされている場合には1とする。 | 0 |
-nLevel | 選択 | kittler法、大津法で使用 ヒストグラムの濃度値を設定する |
256 |
-p | 選択 | p-tile法で使用 ヒストグラムから画素数の全体に対する割合 を判断し設定 |
0.5 |
-m | 選択 | モードを設定 | 0 |
-h | 選択 | ヘルプを表示 |
モード詳細
モード | 説明 |
---|---|
0 | 閾値より下の値:0(黒) 閾値より上の値:1(白) |
1 | 閾値より下の値:1(白) 閾値より上の値:0(黒) |
2 | 閾値より下の値:valueの値を表示 閾値より上の値:処理しない |
3 | 閾値より下の値:処理しない 閾値より上の値:valueの値を表示 |
4 | 指定された閾値の周辺の密度バンドのみを1とする。 -stと対応 |
5 | 指定された閾値の周辺の密度バンド以外を1とする。 -stと対応 |
6 | 指定された閾値の周辺の密度バンドのみはそのまま、それ以外をvalueとする。 -stと対応 |
7 | 指定された閾値の周辺の密度バンド以外はそのまま、それ以外をvalueとする。 -stと対応 |
+16 | kittler法で閾値を設定 |
+32 | 大津法で閾値を決定 |
+48 | p-tile法で閾値を決定 pの値の範囲:0.0~1.0 |
+64 | 微分ヒストグラム法による閾値の決定 |
+80 | 微分ヒストグラム法による閾値の決定 |
実行例
入力ファイルの画像
![]() |
最小 最大 |
0 65.5929 |
モード0~3での処理画像
モード:kittler法での処理画像
モード:大津法での処理画像
モード:p-tile法での処理画像
周辺も探索し、周辺が条件を満たした場合には1とする(オプション -near)
値に1を設定・モード16で実行。
![]() |
最小 最大 |
0 1 |
値を10に変更 ------> |
![]() |
最小 最大 |
0 1 |
ヒストグラムの濃度値を設定(オプション -nLevel)
値に25を設定・モード16で実行。
![]() |
最小 最大 |
0 1 |
値を200に変更 ------> |
![]() |
最小 最大 |
0 1 |