mrcRefImageCorrelation

mrcRefImageCorrelationとは単一もしくは複数のmrcImageファイルと参照像(2Dセット)を比較し、
相関値の最大値と最小値を出力するEosのコマンドである。

オプション一覧

メインオプション

オプション	必須項目/選択項目	説明	デフォルト
-i	選択	入力ファイル: mrcImage(2D)	NULL
-r	必須	参照ファイル: mrcImage(2Dセット)	NULL
-I	選択	入力ファイルリスト: ASCII	stdin
-c	選択	コンフィグファイル設定	NULL
-m	選択	モードを設定	0
-h	選択	ヘルプを表示

モードの詳細

モード	説明
0	相関の最小と最大となる画像を参照ファイルから探す 実空間で計算する
1	参照ファイルと入力ファイルを単一画像間で相関を計算する フーリエ空間で計算し、出力ファイルはmrcImageとなる オプション -z が必要

-I のフォーマット

mrcファイル1
mrcファイル2
.
.
.

実行例

参照ファイルの画像

z=163

サイズ モード 最小 最大 平均値 標準偏差 標準誤差

( 56, 27, 326) mrcFloatImage -1503.16 (14, 25, 131) 36873.4 (28, 20, 158) 6082.23 6479.76 9.22942

オプション　-i

入力ファイルを指定して実行

-i で使用する画像

最小 最大 平均値 標準偏差 標準誤差

-11845.8 (6, 13, 0) 35379.1 (26, 16, 0) 5971.45 7299.77 187.73

出力結果

0 0.74104
1 0.758584
2 0.773967
3 0.78247
4 0.779196

-中略-

160 0.819107
161 0.867341
162 0.937789
163 0.866901
164 0.803931

-中略-

320 0.74582
321 0.756335
322 0.768114
323 0.782429
324 0.785562
min 205 0.729216
max 162 0.937789

オプション　-I

入力ファイルを指定して実行

-I で使用するデータ

/Eos/img/Input-121P1-R162.mrc
/Eos/img/Input-121P1-R163-N.mrc
/Eos/img/Input-121P1-R164-N.mrc

Input-121P1-R162.mrcの画像

最小 最大 平均値 標準偏差 標準誤差

-1191.36 (16, 25, 0) 28576.9 (15, 16, 0) 6076.13 6529.7 167.926

Input-121P1-R163-N.mrcは-i の入力ファイルを使用する

Input-121P1-R164-N.mrcの画像

最小 最大 平均値 標準偏差 標準誤差

-20586.3 (8, 8, 0) 38227.9 (16, 18, 0) 6292.81 9386.21 241.387

出力結果

/Eos/img/Input-121P1-R162.mrc min 270 0.787533 max 161 1
/Eos/img/Input-121P1-R163-N.mrc min 205 0.729216 max 162 0.937789
/Eos/img/Input-121P1-R164-N.mrc min 5 0.62733 max 163 0.816337