「3次元再構成・逆投影」の版間の差分

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3次元再構成法にはいくつかの方法があります。Eosで対応しているものを下記に述べます。
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== 3次元再構成法の概要 ==
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3次元再構成法にはいくつかの方法があります。(Eos)としたものは、Eosで対応している手法です。
  
1.単純逆投影法(Weighted Backprojection)
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1.単純逆投影法(Weighted Backprojection) (Eos)
 
 単純に逆投影を実施するものです。
 
 単純に逆投影を実施するものです。
  
  
2.重み付き逆投影法(Weighted Backprojection)
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2.重み付き逆投影法(Weighted Backprojection) (Eos)
 
 投影像の投影角に基づいて、フーリエ空間で重みをかけます。ローフィルタというフィルタが1軸投影(トモグラフィー)などの場合にはよく用いられます。
 
 投影像の投影角に基づいて、フーリエ空間で重みをかけます。ローフィルタというフィルタが1軸投影(トモグラフィー)などの場合にはよく用いられます。
  
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4.2 ART法(Algebric Iterative Reconstruction Technique)(未対応)
 
4.2 ART法(Algebric Iterative Reconstruction Technique)(未対応)
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5.ラドン変換による方法 (Eos)
  
 
演習では、重み付き逆投影法を用います。
 
演習では、重み付き逆投影法を用います。
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== 3次元再構成の実際 ==
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重み付き逆投影法による3次元再構成法をするためのプログラムです。
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.3dlst.3d:
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mrc2Dto3D -I $(TARGET).3dlst -o $(TARGET).3d -InterpolationMode 2 -Double -DoubleCounter $(TARGET).3dcounter -CounterThreshold 0.5 -m 1 -WeightMode 2
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$(TARGET).3dcounterが重みを表現しています。$(TARGET).3d及び$(TARGET).3dcounterがあれば、[[mrcImageAverage]]を使って、3次元画像を平均することができます。

2012年9月29日 (土) 00:44時点における版

3次元再構成法の概要

3次元再構成法にはいくつかの方法があります。(Eos)としたものは、Eosで対応している手法です。

1.単純逆投影法(Weighted Backprojection) (Eos)  単純に逆投影を実施するものです。


2.重み付き逆投影法(Weighted Backprojection) (Eos)  投影像の投影角に基づいて、フーリエ空間で重みをかけます。ローフィルタというフィルタが1軸投影(トモグラフィー)などの場合にはよく用いられます。

3.フィルター付逆投影法(未対応)

4.繰り返し法(Iterative Method)

4.1 SIRT法(Simultaneous Iterative Reconstruction Technique)

4.2 ART法(Algebric Iterative Reconstruction Technique)(未対応)

5.ラドン変換による方法 (Eos)

演習では、重み付き逆投影法を用います。

3次元再構成の実際

重み付き逆投影法による3次元再構成法をするためのプログラムです。

.3dlst.3d:
	mrc2Dto3D -I $(TARGET).3dlst -o $(TARGET).3d -InterpolationMode 2 -Double -DoubleCounter $(TARGET).3dcounter -CounterThreshold 0.5 -m 1 -WeightMode 2

$(TARGET).3dcounterが重みを表現しています。$(TARGET).3d及び$(TARGET).3dcounterがあれば、mrcImageAverageを使って、3次元画像を平均することができます。