mrcFFTFiltering

mrcFFTFilteringとはEosのコマンドである。

オプション一覧

メインオプション

オプション	必須項目/選択項目	説明	デフォルト
-i	必須	入力ファイル: mrcImage(FFT)	NULL
-o	必須	出力ファイル: mrcImage(FFT, フィルタ画像)	NULL
-IQ	選択	出力ファイル: mrcImage(FFT, IQマップ)	NULL
-vx	選択	Vector(x)	0
-vy	選択	Vector(y)	0
-v1	選択	Vector(v1): (v1x, v1y)	(0, 0)
-v2	選択	Vector(v2): (v2x, v2y)	(0, 0)
-sx	選択	Size(x)	1
-sy	選択	Size(y)	1
-negF00	選択	Neglext F00
-c	選択	コンフィグファイル設定	NULL
-m	選択	モードを設定	0
-h	選択	ヘルプを表示

モードの詳細

モード	説明
0

実行例

入力ファイルの画像1

　(80x80)の画像が10x10のタイリングされた画像（繰り返し画像のモデル）。従って、そのフーリエ変換は、(10, 0), (0, 10)を単位とするフーリエパターンを示す。 実施したプログラムは以下の通り

mrcImageFFT -i Input-B120-Cr.noise.mrc -o Input-B120-Cr.noise.fft
mrcFFTFiltering -i Input-B120-Cr.noise.fft -o Input-B120-Cr.noise.mask -sx 1 -sy 1 -v1 10 0 -v2 0 10 -m 0
mrcImageFFT -i Input-B120-Cr.noise.mask -o Input-B120-Cr.noise.fil

(原画像)	最小 最大 平均値 標準偏差 標準誤差	5.8388e-05 (34, 19, 25) 0 (0, 0, 0) 255 104.027 0.130034
（入力フーリエ画像）

オプション　-v1, -v2

フィルタ画像: -v1 10 0 -v2 0 10 -sx 1 -sy 1

　-v1 -v2により、(10, 0), (0, 10)を単位としたマスクを大きさ(1, 1)でかけたもの。格子点の間のノイズが無くなっていることが分かる。その逆フーリエ変換像は、平均化されていることが分かる。

　フィルターの大きさ、画像の大きさから、(10/800, 10/800) (フィルタの距離(10)/画像の大きさ(800))でフィルタ像がフーリエ空間でかかり、その逆数である(80x80)の繰り返し周期で画像を重ねて平均化したことになる。

（フィルタ像をフーリエ変換した画像(mrcImageFFTによる)）
（フィルタ像をフーリエ変換した画像(mrcImageFFTによる)）	最小 最大 平均値 標準偏差 標準誤差	36.6 (1, 0, 0) 213.4 (0, 0, 0) 117.993 256.67331 0.0320916

入力ファイルの画像2

最小 最大 平均値 標準偏差 標準誤差

5.8388e-05 (34, 19, 25) 269.463 (0, 0, 0) 0.184947 0.853561 0.00121937

オプション　-vx, -vy

vx=8で実行

フィルタ画像

最小 最大 平均値 標準偏差 標準誤差

0 (1, 0, 0) 269.463 (0, 0, 0) 0.00111241 0.54441 0.000777729

IQマップ

最小 最大 平均値 標準偏差 標準誤差

-8 (0, 0, 0) 0.90309 (35, 0, 0) 0.00839497 0.112243 0.000160347

vy=8で実行

フィルタ画像

最小 最大 平均値 標準偏差 標準誤差

0 (1, 0, 0) 269.463 (0, 0, 0) 0.00111043 0.544401 0.000777716

IQマップ

最小 最大 平均値 標準偏差 標準誤差

-8 (0, 0, 0) 0.90309 (35, 0, 0) 0.00839497 0.112243 0.000160347

vx=8, vy=8で実行

フィルタ画像

最小 最大 平均値 標準偏差 標準誤差

0 (1, 0, 0) 269.463 (0, 0, 0) 0.00115061 0.544427 0.000777752

IQマップ

最小 最大 平均値 標準偏差 標準誤差

-8 (0, 0, 0) 0.90309 (35, 0, 0) 0.00839497 0.112243 0.000160347

オプション　-sx, -sy

sx=6, sy=7, vx=8, vy=8で実行

フィルタ画像

最小 最大 平均値 標準偏差 標準誤差

0 (4, 0, 0) 269.463 (0, 0, 0) 0.00688687 0.71187 0.00101696

IQマップ

最小 最大 平均値 標準偏差 標準誤差

-8 (0, 0, 0) 1.50291 (3, 27, 0) 0.0084064 0.11238 0.000160543

オプション　-negF00

negF00, sx=6, sy=7, vx=8, vy=8で実行

フィルタ画像

最小 最大 平均値 標準偏差 標準誤差

0 (0, 0, 0) 14.4944 (3, 0, 0) 0.0032098 0.0723565 0.000103366

IQマップ

最小 最大 平均値 標準偏差 標準誤差

-8 (0, 0, 0) 1.50291 (3, 27, 0) 0.00840952 0.112382 0.000160546

オプション　-v1, -v2

v1=(8, -8)で実行

フィルタ画像

最小 最大 平均値 標準偏差 標準誤差

0 (1, 0, 0) 269.463 (0, 0, 0) 0.00110395 0.544399 0.000777712

IQマップ

最小 最大 平均値 標準偏差 標準誤差

-8 (0, 0, 0) 0.90309 (35, 0, 0) 0.00823144 0.11731 0.000167586

v1=(8, -8), v2=(8, 8)で実行

フィルタ画像

最小 最大 平均値 標準偏差 標準誤差

0 (1, 0, 0) 269.463 (0, 0, 0) 0.00112683 0.544411 0.00077773

IQマップ

最小 最大 平均値 標準偏差 標準誤差

-8 (0, 0, 0) 0.90309 (35, 0, 0) 0.00765001 0.133781 0.000191115

v1=(8, -8), v2=(8, 8), sx=6, sy=7で実行

フィルタ画像

最小 最大 平均値 標準偏差 標準誤差

0 (4, 0, 0) 269.463 (0, 0, 0) 0.00520388 0.710258 0.00101465

IQマップ

最小 最大 平均値 標準偏差 標準誤差

-8 (0, 0, 0) 0.90309 (35, 0, 0) 0.00838691 0.112204 0.000160291