mrcImageBandPassFilterとは画像にバンドパスフィルタをかけるEosのコマンドである。バンドパスフィルタとはシグナル周波数の中央付近のみで画像を生成する画像処理である。つまり、ローパスフィルタとハイパスフィルタの両方を適用することと意味は同じである。
オプション一覧
メインオプション
オプション |
必須項目/選択項目 |
説明 |
デフォルト |
-i |
必須 |
入力ファイル設定 |
NULL |
-o |
必須 |
出力ファイル設定 |
NULL |
-m |
選択 |
モードを設定 |
0 |
-hvl |
選択 |
空間周波数の減衰が最大値の半分になる値の最小値を設定 |
1.0 |
-hvh |
選択 |
空間周波数の減衰が最大値の半分になる値の最大値を設定 |
1.0 |
-wl |
選択 |
空間周波数cos関数の幅の最小値を設定 |
1.0 |
-wh |
選択 |
空間周波数cos関数の幅の最大値を設定 |
1.0 |
-lowweight |
選択 |
通常は、低周波領域を0にするが、この引数が設定されていると、その値をかけた値となる。低周波領域を完全に0にしないための仕組み。 |
0.0 |
-h |
選択 |
ヘルプを表示 |
|
モード詳細
モード |
説明 |
1 |
ステップフィルタ・・・-hvl,-hvhを設定すること |
2 |
cosフィルタ・・・-hvl,-hvh,-wl,-whを設定すること |
3 |
expフィルタ・・・-hvl,-hvh,-wl,-whを設定すること |
実行例
入力ファイルの画像

実画像
|

フーリエ画像
|
最小
最大
平均値
標準偏差
標準誤差
|
0
65.5929
5.45036
12.3043
0.153804
|
出力結果
モード:1
 |
最小
最大
平均値
標準偏差
標準誤差
|
0
0
0
0
0
|
-hvl=0.1,-hvh=1に設定
------> |

実画像
|

フーリエ画像
|
最小
最大
平均値
標準偏差
標準誤差
|
-9.27378
11.2069
6.47488e-10
1.17292
0.0146615
|
|
|
|
-hvl=0.01,-hvh=1に設定
------> |

実画像
|

フーリエ画像
|
最小
最大
平均値
標準偏差
標準誤差
|
-17.8289
43.9539
-3.21856e-08
9.15145
0.114393
|
モード:2
 |
最小
最大
平均値
標準偏差
標準誤差
|
0
0
0
0
0
|
-hvl=0.1,-hvh=1,wl=0.1,wh=1に設定
------> |

実画像
|

フーリエ画像
|
最小
最大
平均値
標準偏差
標準誤差
|
-8.55029
11.9492
-1.90738e-09
1.02755
0.0128444
|
|
|
|
-hvl=0.01,-hvh=1,wl=0.1,wh=1に設定
------> |

実画像
|

フーリエ画像
|
最小
最大
平均値
標準偏差
標準誤差
|
-9.64259
42.7085
1.88305
6.86256
0.085782
|
|
|
|
-hvl=0.01,-hvh=1,wl=0.01,wh=1に設定
------> |

実画像
|

フーリエ画像
|
最小
最大
平均値
標準偏差
標準誤差
|
-17.8337
41.3449
4.46338e-09
7.54313
0.0942892
|
モード:3
 |
最小
最大
平均値
標準偏差
標準誤差
|
-1.01675
16.1198
1.36259
3.08067
0.0385084
|
-hvl=0.1,-hvh=1,wl=0.1,wh=1に設定
------> |

実画像
|

フーリエ画像
|
最小
最大
平均値
標準偏差
標準誤差
|
-2.2918
22.3145
1.36259
3.45298
0.0431623
|
|
|
|
-hvl=0.01,-hvh=1,wl=0.1,wh=1に設定
------> |

実画像
|

フーリエ画像
|
最小
最大
平均値
標準偏差
標準誤差
|
-4.20068
40.5267
2.54268
6.40073
0.0800091
|
|
|
|
-hvl=0.01,-hvh=1,wl=0.01,wh=1に設定
------> |

実画像
|

フーリエ画像
|
最小
最大
平均値
標準偏差
標準誤差
|
-12.4598
44.1885
1.36259
7.41429
0.0926787
|